オンライン授業とは
教える側と教わる側が一か所に集合し授業を行うという従来の授業は「対⾯授業」です。それに対し、教える側と教わる側が別の場所にいて、通信機器を利用して授業を実施するものを「オンライン授業」と言います。
通信機器を利用しての授業というと「通信教育」を思い浮かべる人もあると思います。かつての「通信教育」は主に印刷物、ラジオ、テレビを利用して行われており、コミュニケーションは教える側からの一方通行のものが主流でした。しかしインターネットが商業利用され始める1990年代からインターネットを利用した双方向コミュニケーションが可能な教育が行われるようになりました。日本では特に2001年に打ち出されたe-Japan戦略によりeラーニングという言葉が広く知られるようになりました。このころのeラーニングはもっぱら社会人教育の分野で行われていました。
特に2020年COVID-19 が日本政府により指定感染症に指定され、2月27日に当時の安倍首相が出した臨時休校要請に新型コロナウイルスによるパンデミックが始まり、多人数で集合して授業が行えなくなった際、義務教育でもオンライン授業が行われるようになりました。